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執筆者の写真レディース事務局 坂井フェニックス

女子も3日会わざれば刮目して見よ③

なんと前回の投稿でブログ100本目達成していた。今回は101本目。

大体10日に1本ペースで投稿していることになる。

このぐらいのペースがきっと自分にはちょうど良いんだろうな。


毎日投稿している人は本当尊敬する。

 

U15女子選手権 3日目

 

初日の小雨・風・ナイターから3日目は晴れ・微風・デイのゲーム環境ガラッと変わる。

朝からみんな緊張してんだろうなぁ、とか考えながら移動しようと車に乗り込む。

昼間のキックオフなので午前はフリー。そんな中石川県の女子サッカー高校選手権の予選へ向かう。趣味ではなく、外部コーチとして関わらせてもらっている。ただしこの日に限っては無理を言って試合途中に帰らせてもらうことになっている。もちろん決勝戦のために。


チームの先輩「あかね」もセンターバックで出場。序盤から相手チームの猛攻に合うも必死に守る。が、耐えきれず失点。1点は返すも単発で終わり、失点を重ねた。

しかし、高校年代でも頑張る姿を観ていて感じるものは多い。

もっと伸ばせるところを伸ばせなかったな、サッカー好きで続けてくれるのはありがたいななど色々。今のチームじゃないけど、過去に結果を求めすぎて何も上達させることなく年月を過ごさせてしまったなという年代も。そんなことないようにしないといけない。

改めて今のチームの立ち返るべき軸を再確認して、決勝の会場へと向かう。


会場に着くと綺麗すぎる青空。人工芝でこんなに良い天気で試合できる。贅沢やなぁ。

アップを始めると緊張も見えるけど、良い感じにゲームに向かう意識を感じる。これも2日目の運営があってこそ。スタッフも揃え、それぞれにやりたいことを確認。

表情も緊張も程よい。相手は丸岡RUCKさん。長いこと福井のフットサル・サッカーを引っ張ってくれたチームであり、目標に掲げるチーム。相手にとって不足なし。むしろ十分過ぎる。

試合直前の様子。

緊張と弛緩。本当にいい環境でやれることに感謝。

いよいよ始まるよって時になんとTOPチームのスタッフやジュニアユースのスタッフまで観戦にやってきてくれる。気にかけてもらえること自体がありがたい。


序盤も序盤で自らの処理ミスで失点。

そこからは猛攻を凌ぐ凌ぐ。そんな中数回あったカウンターの機会の中で1度この半年取り組んだ中ことが凝縮されたカウンターが観られた。結果ゴール前に迫らずに途中でミスに終わったが、「コレだ!」という一撃があった。

これを数回いや継続して行うことができれば…そんな攻撃だった。形は示してくれた。

前半終了間際、これまたイージーミスから失点。こういうミスをちゃんと突くあたり流石の一言。DFラインメンタル崩壊か?と思ったところで前半終了。


ハーフタイム、表情はどうだ?直前でミスしたGK以外は暗くない。

まだ戦えるということがわかる。後半に入る前に確認事項の確認。GKも気持ちが途切れず戦える状況は続く。まだ終わってないし、ここからが勝負だと送り出す。


後半の立ち上がり、一進一退の攻防が続く。前半の凌ぎに凌いだ状況から一変し、中盤での主導権の握り合いが続く。相手側がどう思っていたかわからないけど、「次の一点が勝負の分かれ目」と勝手に思って臨んだ後半。選手も呼応し素晴らしい戦いをみせる。

指示が飛ぶ、ベンチだけでなくピッチからも。この光景はいままでに観たことはない。

3連休の中で2試合行った。たったそれだけでここまで変わるものかと感動すら覚えた。

しかし前半に守備に追われたツケがここでくる。足が止まり始めた。

交代策を駆使すべきかどうか悩むも、ここは総力戦だと腹を決め送り出す。


出場した選手は今持ち得る力を出したと思う。だが、及ばず仕掛けたところをショートカウンターで失点。守りに入ることの選択肢は毛頭ない。打ち合いに行き失点を重ねて試合終了。

決勝敗退。惜しくも?いや前半の内容さえ良ければ、後半の立ち上がりさえ握れていれば、そんなことあげればキリがないが、そういった勝機を逃さず掴み取る力が足りなかったのだ。決して惜しいわけではない。しかし今まででベストゲームだったことには違いない。


なにより負けて悔しい感情が表に出ている。泣いてる選手やら、怒っている選手が見える。

悔しい感情を押し殺し、応援してくれた方々へ挨拶へ向かう。

スクール生、OG、教え子、TOPチームのスタッフ、本当たくさんの人が応援に駆けつけてくれた。

本当に感謝しかない。

解散後に話をすると「良いゲームだった」「気持ちが見える」「来年こそは」前向きな言葉をもらえた。そんな中、「らしくなかったねw」と教え子が。確かにそう思う。

一生懸命することは大事。だけどもっと楽しんでできたはず。もっと相手の逆をとり、サッカーを全身で楽しむべきだ。そこまでの力を蓄えられなかった。大きな反省点。

これからもっと表現力をあげないと。。。次の練習からもっとそこを意識したトレーニングにしようと近いグラウンドに目をやる。








力の抜ける光景。多分もう切り替えたんだろうな。

「こういうことですよ」と言われ、その通りだと感じる。

また選手たちから色々と教えられた。

 

あれから

 

そんな3連休から1週間経ち、チームの様子は変わった。うるさいのは相変わらず。というか練習中からうるさい。

空気がさらに変わった。静かだと逆に言われるような状況。これまでだったらこちらから言わないとそのままに済ませていたところだったが様子が変わった。

やっぱりよほど悔しかったんだろうと見える。

だからこそ応えてやりたいし、そうなる準備を進めていく。

「真剣に遊べ」

これがしばらくテーマとして掲げられるんだと思う。そのためにもこっちも必死こいて遊ぶ。タレントのタモリの名言にもある「真剣にやれよ!仕事じゃねえんだぞ!」

トレーニングが真剣勝負。遊びを徹底的に。


軽くプレーしているように見えて、芯のあるプレーを。

表面でしかサッカーを見ない人には言わせておけば良い。

チームの、個人のプレーの背景を見てくれる人に評価のもらえるサッカーをする。


勝つから良いんじゃない。良いから勝つんだ。

2021年も残り3ヶ月。

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