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執筆者の写真レディース事務局 坂井フェニックス

結果のご報告

遅くなりましたが北信越大会の結果のご報告をいたします!


対戦相手は何かとご縁のある石川県第1代表「星稜PEL」さん

写真の通り団結した様子が試合の中でも少しは観ることができたかなと思います。


結果は0−3の一回戦敗退。

しかし貴重な県外の強豪との試合での敗退はきっと今後の活動に繋がってくるものと思います。

さすが強豪といった様子でした。

ゲーム運び、チャンスメイク、ピンチに対する対処。

どれも上でしたね。身体能力だけではサッカーは出来ないということを改めて感じさせてくれた良い経験になった試し合いでした。


 

育成年代のトーナメントについて

 

初めての公式戦でのトーナメントだったので普段から思っていることを書きますが、決して「星稜PEL」さんがどうとかそういうものではありません!


勝負事である以上、勝ち負けに追求することはとても大事なこと。

しかし、あくまでも育成年代での競技であることを忘れてはいけません。


勝ちやすい方法、負けにくい方法は育成年代においては存在すると思います。

身体能力の優れた子を起用し、リスクを取らないサッカーを展開すれば、目に見えてそのリスクは減ります。


DFラインは来た球をはじき返す、FWは足の速い子の起用。

これだけを徹底すればある程度の年代までは通用出来てしまいます。

考えなくてもできるサッカーです。お手軽簡単、インスタントサッカーです。


しかし、ある程度の年代までです。

レベルが上がれば、もちろん通用しなくなります。

賢くサッカーを積み上げてくるチームや、対策を練ってくるチームが現れると急に何も出来なくなります。

困った時にチームの真価が問われます。

そんな時に、選手が「ああしよう」「方法を変えよう」と考えられるのか。

今どんな状況なのかを正解でなくとも考えようとしているのか。


そういった事がないチームが育成年代のサッカーを席巻したとしても、その選手たちのほとんどはその先で活躍することが考えにくいです。

活躍することが選手の進路に繋がることもありますし、一概には言えませんが「勝利」が正しいとイコールで結ばれることはありません。

 

「勝ち」と「価値」

 

以前も書いたと思いますが、大事なので再度。

勝ち=価値の時もありますが、そうではない時もあります。


チームにとって価値のある勝ち、でも選手にとってはそうでなかったりもあります。

逆に何も得ることのない負けも存在します。


その試合、練習に意図して、意志を持って臨んでいるのかがとても大事なこと。


監督やコーチ、チームにとっては今後の命運を分ける大事な1戦だったりするものもある思います。

それは痛いほどわかります。ここで負けたらリーグが落ちちゃうとか優勝を逃すとか。

いろんな意味での大事な一戦。だけど人によっては通過点だったりします。


あいつは公式戦をどう思ってんの?と言われたりしたこともあります。

公式戦も大事ですが、まずは関わる選手が上手くなることが大事だと思っています。


意図した試合を続け、成長した選手たちが意図したことを意志を持って、公式戦で力を発揮する。

そのタイミングが重なり、勝利した時に感じた雰囲気を今の選手たちにもぜひ感じて欲しいと思います。

 

育成チームの責任

 

チームは選手の未来に触れています。

教えられたことを忠実にこなす能力も必要ですが、それ以上に創意工夫していく力が必要です。AIですらAI自身で考えてアクションを起こす時代。

選手には考える力や行動する力をたくさん身につけて欲しいと思います。


育成年代の選手たちにはもちろんその先の進む道があります。

「今」結果を残すことに固執し、「未来」を閉ざしてしまうことがあってはいけない。

観る人によって、「勝利」なのか、「昇華」なのか、答えが変わる難しい天秤にかけながら選手と触れ合っています。


そんな試合も価値のある勝ちを手にすることができるようこれからも活動していきます。

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