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11月振り返り

更新日:2021年12月23日

ようやくやることが落ち着いてきたので、11月の振り返り。

来季のことを見据えつつ、まずは当面の目標の北信越リーグ参入に向け着々と日が迫る中での1ヶ月。どうやって過ごすのかが大事なのは間違いない。ただ、11月の20日にならないと相手も会場も決まらないというとても不安定な状況でのスタート。彼女たちにとっても2ヶ月空いたのちの公式戦。初の80分試合。とにかくできることをやっていこう。そう迎えた。


 

北陸の冬

 

11月あたりから天気も不安定になり、強風や雨、雷といった具合になかなか安定して練習することも叶わなくなることが多い。それぞれの地域によって悩みはあるだろうが、北陸は11月から2月にかけてが難所でもある。そんななかでも運良く外で練習できる機会を確保できていたので準備は着々とすすんでいた。週末の外のサッカーでは男子チームと試し合い。ここで出た課題やストロングポイントを抑えつつまた日々の練習へ。イメージ通りとは行かないまでも順調に個々の選手は伸びている。そして20日を迎える。


 

対戦相手決定とその後

 

20日の石川県和倉グラウンド。そこに数名の選手と共に北信越リーグU15を視察。

観ていた試合の結果により対戦相手が決定するのでこの試合を観ておくことはかなり重要なポイントであった。結果としてここで対戦相手と期日が決定する。長野県のシュロス松本との対戦となり、会場は長野、そして日程は27日となった。

え?1週間後?となったが致し方ない。翌日全員でミーティングを行いたかったが、数名すっぽかして全員のミーティングとはならなかった。この辺りで歯車が狂い始めていたことに気がつければその後の影響は少なかったのかもしれない。

そして祝日の23日には来季入団を控えた選手と共に練習試合を行う。狙いをもったプレーが出るのか?どういう崩しがでるのか?守備は?など色々とフォーカスしながら。こういうタイミングで試合を受け入れてくれた松岡の選手・スタッフの皆様には感謝しかない。

いよいよ移動日を迎える。


 

たくさんの応援と試合

 

移動日当日、学校終わりにバスに飛び乗りそれぞれの選手をピックアップ。

21時前には宿舎へ到着する。ここまでは雪の影響もなくスムーズに移動できたのでよかった。移動日前に多くの方から「頑張れ」「応援している」などの声をもらった。なかなか選手たちに直接言ってもらえる機会はどうしても少なかったが、本当2,3人ぐらいじゃない10人、20人ってくらいの方々から応援の言葉をもらえた。移動中スタッフと会話しながらもこういう応援されるクラブになれたのは良かったよね。と話す。

翌日の朝はしっかり雪が積もっており、スタッドレスに履き替えておいてよかったと思うと共にさすが長野と笑う。遅い時間からの食事や風呂などあらゆる面でサポートしていただいた宿舎の皆様にはこれまた感謝しかない。また機会があれば是非泊まらせてもらいたい。


なんとか雪道を抜け、会場に到着する。初の会場に現役プロ選手【Jリーガー】の練習を目の当たりにしながら到着。天然芝ピッチが4面並ぶグラウンドは壮観だった。福井にもこういうピッチがあればと思う。が無い物ねだりばかりしても仕方ない。こういう場所を作っても良いよねってなるほどのチームにならなければ。と一番奥にあるピッチで既に会場を準備してくださった長野県女子委員会の皆様にご挨拶。

ベンチに荷物を置かせてもらい準備をミーティング。指定の時間を伝え、着替えてもう一度ベンチに集合とそれぞれが準備に取り掛かる。

ところが指定の時間を過ぎても2,3年生がまだ来ない。15分以上遅れてベンチにやってくる。最悪だった。ありえない。理由はトイレ。近くにあったのが使いたくなかったらしく遠く施設のトイレを使用したからというもの。理由はわからなくもないが大事な試合前。ある程度我慢したり許容したりが必要。何よりほとんどの選手が間に合っているのにも関わらずだ。がしかしそれを咎める時間すら勿体無い。これに関しては今月の合宿にて精算してもらう予定だ、いまは普通に当事者の選手とも会話しているが全く許していない。


そしてピッチ内アップを開始し、いよいよキックオフを迎える。


 

経験値

 

試合開始20分間はやや相手の優勢で時間帯が運ばれる。中盤でボールが拾えない。保持できない。苦しい展開でありつつも想定していた内容ではあった。相手陣地に押し込めばゴール前までは迫ることはできる。が、そこはさすが北信越リーグを戦ってきたチームである。簡単にゴールを破らせまいと固く守ってくる。

勝たなければならない試合であるが故に、得点をしなければいけない。が、失点も重くのしかかる。リスクを取るにはまだ早いだろうと思っていた25分ごろにフリーキックを合わせられ失点。ここで緊張の糸が切れたかのように立て続けに失点を繰り返す。フリーキック、コーナー、イージーミス。途中で勝たなければならないのであれば守りに入っても仕方ないとリスクをとって4枚のDFラインを崩して3枚に。どうしても背後のスペースにかなりの不安を残す中、中盤の圧力をあげようと試みる。相手は明らかに対応し切れていない。そのまま前半を終了する。

後半開始前に守備のポイントの整理、崩せるポイントの確認を行い送り出す。やはり中盤の圧力は上がっているからかなり効いている。いけるぞと思う反面。背後のスペースを狙われるということはどうしても相手はロングボール主体のオープンな展開が増える。こうなると元々身体的に恵まれていない選手は技術がなければ厳しい展開になる。意図的に作り出したとはいえ、まだまだ未熟な選手を出さざるを得なかった状況でこういった展開はあまり希望したものではない。怪我人などで台所事情が厳しかったのは事実だし戦うための必要な方法であったとはいえ、後半は正直チームのヴィジョンと相反するゲーム展開に苦慮していた。

押し込む展開が増えハーフコートで試合を進めるもゴールが割れない。ようやく1ゴール奪ったが、終了間際に恐れていたオープンな状況をつくられ、対応不足で剥がされ失点。

結果は1−5。後半だけ見れば1−1五分に戦えていたのだ。むしろ押し込んですらいた。それだけに前半の勿体無さが目立つ。しかし選手は悪くはない。チームの思いに固執した指揮する人間の責任だ。

こうして今年の北信越リーグの参入へ向けた彼女たちの挑戦は終わった。しかしながらこの経験はかなり大きい。これを来季メンバーはほとんど残った状況で戦えるのだ。まずは1年しっかりと力を蓄え、またこの舞台にチャレンジしたいと思う。


 

もう一度

 

挑戦を終えた先日30日、練習前に全員集めて話をする。

試合の振り返り、今足りないことや現状。後半実はこんなことを考えていたと。

身体能力はサッカーやる上で必要なことだけど、それを分かった上でやっぱり技術は必要だ。今伸ばせるものは少ないかもしれないが確実に伸ばしていけるようにこれから変えていかないといけないと。

トレーニングだって色々限られる冬。もう一度必要なことを見つめ直してやれることやろう。


それぞれ次のステップに向けて目指していく。ありがたいことにまだまだ試合もできるし練習だってできる。もう既に次の挑戦は始まっているし、それを見据えてやらないといけない。


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